ライフステージ別 ― ねこちゃんのヘルスケアとベーシックな検査

はじめて家に迎えた日から、長くすこやかに一緒に暮らすためのヘルスケアのはじまりです。ねこちゃんは、ワンちゃんと
くらべて病気を隠しがち。獣医師の先生と相談しながらライフステージ毎に適切なケアを心がけてあげましょう。

※成⻑速度や⽼化は、品種や体のサイズで個体差があります。⾷事内容、室内のみか、外にも出るか等、⽣活習慣も影響します。

子猫期

動物病院でヘルスケアの相談をしましょう

●より長く幸せな生活を過ごさせてあげるために何をすべきかを考えてあげる大切な時期です。
動物病院で家庭でのケアを含めて良く相談しましょう。

●成猫になって初めて動物病院を訪れると、ねこちゃんはよりストレスを感じるとされています。
子猫の時から定期的に動物病院に通う習慣をつけて慣れさせてあげましょう。

●子猫期に必要なワクチン接種や各種検査、健康相談等、誕生から1歳頃までは動物病院に毎月連れて
行ってあげることが、その後の生活をより良いものにするとされています。

動物病院で行う基本的なこと

■ 身体検査と診察:

6ヵ月までに2回以上が目安

■ 子猫期用ベーシック検査■ 子猫期用ベーシック検査

■ 栄養管理:

食事の内容や量、回数などを相談

■ デンタルケア

■ ワクチン接種:

混合ワクチン
コアワクチン (主要ワクチン):
汎白血球減少症、ヘルペスウイルス1型、カリシウイルス
※コアワクチンとは「世界中で感染が認められる重度の致死的な疾患から動物を防御する」ために世界小動物獣医師会(WSAVA)が接種を強く推奨しているワクチンです。混合ワクチンとは複数の感染症を一度に予防できるワクチンのことです。この他のワクチンも接種すべき場合がありますので獣医師の先生にご相談ください。

猫白血病(FeLV)ワクチン

■ 寄生虫の管理:

消化管内寄生虫は、便検査と必要に応じて駆虫薬を投与

■ 不妊・去勢手術

 
子猫期用ベーシック検査
はじめて迎えたねこちゃんの体全体の状態や病気の有無を
調べる基本的な検査です。
※リンク先で詳しい情報をご覧いただけます

完全血球計算、血液化学検査、尿検査

猫白血病ウイルス抗原/
猫免疫不全ウイルス抗体の同時検査

 *子猫期に検査を行うことが推奨されています。

便検査:
1歳までは2~4回が目安

■ 不妊・去勢手術前の検査